「アスパラガスビスケット」55周年・「たべっ子どうぶつ」45周年・「しみチョココーン」20周年 ギンビスの新たな柱は?

ギンビスは今年、「アスパラガスビスケット」(発売55周年)・「たべっ子どうぶつ」(発売45周年)・「しみチョココーン」(発売20周年)の主力3ブランドが節目を迎え、会社全体でアニバーサリーイヤーとなっている。

今年に入り、既にブランドごとに顧客に感謝を伝えて楽しさを提供する企画やイベントを実施した。

今後の展開について、10月17日、取材に応じた営業本部広報担当の吉村萌子さんは「ブランド共通して特に今年で終わりというわけではなく、来年以降もいろいろと皆様に楽しんでいただけるような企画を考えており期待していただきたい」と語る。

商品面では主力3ブランド以外も乞うご期待という。

「ブランドに優先順位をつけることをせず、『素材にありがとう』『ギンザラスク』『ギンザワッフル』もしっかり売っていく」との考えだ。

「カリっとえだまめ」(写真上)

「素材にありがとう」は、素材本来のおいしさを活かしたビスケットメーカーが開発したスナック菓子。

旗艦アイテムの「カリっとえだまめ」は、前身商品「枝豆ノンフライ焼き」のパッケージが比較的おつまみを印象づけるものであったのに対し、手に取りやすいデザインで女性層も意識したパッケージとなっている。

「塩味も少し減らし、本当に素材のそのものおいしさを活かしたノンフライのスナック菓子。イソフラボンも入っているので女性にも召し上がっていただきたい」と説明する。

「ギンザラスク」は、サクサク食感のスナック生地からチョコがしみ出すチョコスナック。独自の含浸(がんしん)製法でチョコをスナック生地の中までしみ込ませている。

定番アイテムは「GINZA RUSK 魅惑のショコラ」と「同 魅惑のホワイト」の2品。9月から秋冬新商品として「同 いちご」と「同 焦がしキャラメル風味」を期間限定発売している。

「ギンザラスク」商品群

「ギンザワッフル」は、オランダ伝統菓子のストロープワッフルをイメージし、コーヒーや紅茶に好適なものとして2020年に発売開始され、22年にパッケージとフレーバーに磨きがかけられた。
ブランド横断の展開にも挑む。今秋冬シーズンは、前述の「ギンザラスク」の「いちご」ほか主力3ブランドで苺フレーバーを展開している。

主力3ブランドでは従来から展開している「いちごのたべっ子どうぶつ」に加えて、新たに「いちごチョコがしみこんだミニアスパラガス」と「しみチョココーンいちご味」を期間限定発売した。

なお「アスパラガスビスケット」では「ミニアスパラガスチョコ」(5P・45g・28g)のパッケージを刷新。「店頭に置かれたときに白が目立つようにして、アスパラガスビスケットにチョコをつけたことが伝わるようにした」。

「ミニアスパラガスチョコ」

© 株式会社食品新聞社