11月19日、2023年MotoGP第19戦カタールGP Moto3クラスの決勝がロサイル・インターナショナル・サーキットで開催され、佐々木歩夢（Liqui Moly Husqvarna Intact GP）とチャンピオン争いを繰り広げた末、ジャウマ・マシア（Leopard Racing）がMoto3チャンピオンに輝いた。
2000年10月31日生まれで現在23歳のマシアは、スペイン・バレンシア出身のライダーだ。6歳からレースを始めると、わずか9歳の時に地方選手権でタイトルを獲得。2017年には世界選手権デビューを飾りMoto3で代役としてオーストリアGPに参戦し、9位入賞を果たした。
2018年からはレギュラーライダーとしてフル参戦を開始し、今シーズンでMoto3クラス参戦6年目を迎える。2021年におけるランキング4位がベストとなっていたが、2023年シーズンはLeopard Racingに復帰し、第8戦オランダGPで今季初優勝を飾ると、18戦終了時点で4度の優勝を含む計9度の表彰台を獲得しランキングトップにつけていた。
迎えたカタールGPでは、佐々木とチャンピオン争いを繰り広げていたマシアが優勝を飾り、ポイント差が28に広がったことにより王座獲得を決めた。そんなマシアは2024年シーズンから、Pertamina Mandalika SAG TeamよりMoto2クラスを戦う。
また、同クラスのフル参戦7年目となる佐々木は、第5戦フランスGPで2位表彰台を獲得。今季は優勝こそ逃しているものの、19戦終了時点で10度の表彰台に上がっていたが、ランキング2位となった。
