先日フランチェスコ・トッティとの対談動画が話題になった中田英寿。
今回はそれにちなんで「中田英寿がともにプレーした最強の同僚トップ下」を5名ピックアップした。
フランチェスコ・トッティ
中田英寿とともにプレーしたクラブ:ローマ
もちろん中田英寿とともにプレーした攻撃的MFといえばフランチェスコ・トッティに他ならない。ローマに加入したときには彼が所属していたために中田英寿はボランチで起用されることもあり、ポジションを争うライバルでもあった。
トッティが怪我で欠場することが多かった時期だったが、彼が本格的に回復した後は外国人枠の問題もあって中田英寿のプレー機会は減少し、後にマヌエル・ルイ・コスタの後釜としてパルマへと移籍することになる。
ジョアン・ミクー
中田英寿とともにプレーしたクラブ:パルマ
同じボルドーでブレイクしたこともあり、「ジネディーヌ・ジダンのライバル」とも言われていたフランス人のトップ下。細身でファンタジックなスタイルも相まって、当時世界最強リーグのセリエAでも有数の攻撃的MFであった。
2001年に加入してきた中田英寿とは完全にポジションが被る立場になり、2002年夏にヴェルダー・ブレーメンへと移籍して成功を収めている。2004年にはシーズン10ゴールを決めてキャリアのピークを極めている。
トマス・ロカテッリ
中田英寿とともにプレーしたクラブ:ボローニャ
中田英寿が2004年に期限付き移籍したボローニャ。そこでプレーしていたトップ下といえば…ムラド・メグニも捨てがたいものの、やはり絶滅寸前のファンタジスタであったトマス・ロカテッリだろう。
細身で軽量ながらも創造性あふれる技術とパスでチャンスを作り出す名司令塔だったが、このボローニャでプレーしていた時期は怪我が多く安定しなかった。だからこそ中田英寿が獲得されたともいえる。
オーガスティン・オコチャ
中田英寿とともにプレーしたクラブ:ボルトン・ワンダラーズ
そしてボルトン・ワンダラーズでは、ケヴィン・ノーランやジャンナコプローロスも捨てがたいとはいえ、圧倒的にナイジェリアの魔術師ジェイジェイ・オコチャが頭に浮かぶ存在だ。当時はすでに30代のベテランとなっていたが、世界有数のテクニシャンとしてよく知られていた。
圧倒的なスキルを生かしたドリブル、誰も予想できないようなトリックで活躍した選手で、ボルトン・ワンダラーズでは4シーズンに渡ってチームの中心となった。サム・アラダイス監督が愛したプレーヤーの一人である。
マッテオ・ブリーギ
中田英寿とともにプレーしたクラブ:パルマ
フィオレンティーナでは目立ったトップ下がいなかったため、パルマ時代まで戻って天才マッテオ・ブリーギをピックアップした。2000年に若くしてユヴェントスへと引き抜かれたテクニシャンである。
【関連記事】やっぱりスゴイ!中田英寿の同僚で「最強のセンターバック5名」
ボローニャへのローン移籍で評価を高めて2002年にパルマへと加入。その後ブレシアへ貸し出された後ローマに加入し、さらにそのローン先となったキエーヴォ・ヴェローナで再ブレイクした。伸び悩んだ天才としてよく知られる名前だが、イタリア代表でも4試合に出場するなど一時はセリエA屈指の選手だった。