医師らの研究や学生指導は勤務でなく原則「自己研さん」だ 大学病院が“時間外手当”減らすため 「働き方改革の一環だ」

名古屋大学附属病院が、医師らの時間外手当の1割を占めていた、「研究」や「学生指導」などについて、原則として勤務に当たらない「自己研さん」という扱いにしていたことがわかりました。

名大病院によりますと、医師らの時間外労働を正確に把握しようと、夜間診療や学会への出席などが「勤務」か、勤務に当たらない「自己研鑽」かを区分し、去年11月から適用しました。

その結果、職員への時間外手当の支払いが月に約3000万円増え、このままでは時間外手当が減らないと判断した病院は、ことし5月から、手当の約1割を占めていた学生の指導や学会への出席、論文の執筆にあたる研究を、原則「自己研さん」として勤務扱いの区分から外し、これらを勤務時間内で済ませるよう促したということです。

こうした措置について病院側は、「働き方改革の一環だ」としています。

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