照り付ける太陽に美しい海、そして反政府ゲリラ!特殊部隊でも「足止めを食らったら困る場所」こと〈ホロ島〉へようこそ!!『ロスト・フライト』観光検討(注意喚起)動画解禁

『ロスト・フライト』© 2022 Plane Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.

極限状況からの脱出劇というシンプルなプロットに、航空パニックのスリルと、脱出サバイバルの緊迫感を詰め込んだハイブリッド・サバイバルアクション『ロスト・フライト』が、いよいよ11月23日(木・祝)より全国公開。

そろそろ年末の足音が聞こえてくる頃だが、今年は日本の寒い冬を避けて南国でお正月を過ごしたい、なんて人も多いだろう。ということで、すでにスーツケースを引っ張り出して埃を落としているかもしれない皆さんに、ジェラルド・バトラー主演最新作『ロスト・フライト』の舞台となった、フィリピンのホロ島をご紹介したい。

ようこそホロ島へ!『ロスト・フライト』 観光検討用動画解禁

照り付ける太陽、爽やかな風そして美しい海。“映える”こと間違いなしのルームサービスも堪能でき、神秘的な密林への宝を探すかのような、日常からかけ離れた冒険が待っている。そう、ここはホロ島。まるで天国のような南の楽園だが、その実情は?

飛行機が不時着し、助けを求める右も左も分からない乗客をあたたかく迎えるのは……反政府ゲリラ! 手でも振って近づこうものなら射撃の的になること間違いなしだ。

しかし、乗った飛行機にベテラン機長(元英空軍)と、移送中の犯罪者(元フランス外人部隊)が“偶然”乗り合わせていれば大丈夫! あなたを命の危機から救い出してくれることだろう。

島のリアルを描いたら上映NGに!「渡航中止勧告」発令中

『ロスト・フライト』の舞台として選ばれたホロ島。実際に危険な島として認知されており、イスラム過激派のアブ・サヤフの拠点が存在するという。身代金目的の誘拐事件も横行しており、組織のメンバー以外に現地の一般市民と地元当局者が誘拐に協力している可能性も噂されている。

現在、日本の外務省はホロ島を含む、ミンダナオ島西部エリアにレベル3(渡航中止勧告)を出している。本作はホロ島の描写をめぐり、フィリピンの上院議員から「国の名声と名誉を傷つける」と懸念が表明され、フィリピンでの上映が自主規制された。

脚本家で元MI6のスパイであるチャールズ・カミングが、家族との休暇時に「自分たちの乗った飛行機が、テロリストの支配する地域に行き先変更になったらどうなっていただろう」と考えたところからアイディアを膨らませた本作。特殊部隊の工作員に「足止めを食らったら困る場所」のリサーチをした結果、舞台に選ばれたのがホロ島だ。

プロデューサーのバタンは「ISISほどマスコミに注目されてはいないが、周辺には数百の島があり、宗教思想の過激派と資本主義を掲げるゲリラが支配している。観客がこれまで目にしたことのない新鮮な舞台だと考えたんだ」と語る。

怖いもの見たさだけで足を踏み入れてはいけない、天国かと思いきや地獄の体験が待つホロ島。絶対にオススメはしないが、万が一上陸する機会があったら、ぜひ本作を参考にしよう。

『ロスト・フライト』は2023年11月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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