トラック運転手の人材不足が深刻化する中、物流大手のヤマトホールディングスは日本航空と連携して貨物専用の航空機を運航します。
ヤマトホールディングスと日本航空は、１１月２０日、成田空港で貨物専用機を公開しました。
最大搭載重量は２８トンで、１０トントラック約５、６台分にあたります。
物流業界はトラック運転手の人材不足に加え、２０２４年４月から自動車運転業務の時間外労働に上限規制が施行されるなど、輸送力の減少が懸念されていて、今回の貨物専用機は新たな輸送手段として活用されます。
２０日の内覧会で、ヤマトホールディングスの長尾裕社長は、「まずは安全な運航が実現できることを最優先に置きながら、このビジネスが皆さまの役に立つよう精進していきたい」と意気込みました。
運航は日本航空のグループ会社スプリング・ジャパンが担当し、２０２４年の４月１１日から運航開始となります。
ヤマトホールディングスでは貨物専用機３機を導入し、まずは、成田から北九州や札幌など、４つの路線で１日に９便が運航される予定です。
