愛媛引き揚げ船、発見遺体は船長 21年の今治沖事故、身元確認

貨物船「白虎」

 今治海上保安部は20日、2021年5月の衝突事故で沈没し、今年8月に引き揚げられた貨物船「白虎」内で見つかった遺体の身元が、船長佐藤保さん=事故当時(66)=と確認されたと発表した。佐藤さんは行方不明のまま死亡認定されており、今治海保が遺体の身元特定を進めていた。

 今治海保によると、遺体は浴室ロビーで発見されていた。白虎は21年5月27日深夜、愛媛県今治市沖でケミカル船と衝突。佐藤さんら3人が行方不明となり、うち2人の遺体が見つかっていた。

© 一般社団法人共同通信社