財津和夫、ユーミンと小田和正とのコラボ曲は「戦友」との想い出だと振り返る

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TULIP・財津和夫が、時には苦手なスマホの操作について自嘲気味に喋る『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、リミックスにより初のCD発売となる、ユーミンと小田和正との懐かしのコラボ曲についての想い出もお話しします。

「慣れましょう」と口では言うけれど

カフェに入ったら、スマートフォンで注文してください、と店員から言われたが、操作が苦手なために口頭で注文、みじめな気分だったいうハガキでのお便りを紹介。
「出来ませんね、私も」とすぐに呼応する財津。番組の予告でもお聞かせした通り、基本、メールしかできない、というカミングアウト済みです。
「スマートフォンを使うと便利なはずなのに、結構時間かかる方もいらっしゃいますよね。その後ろにいると結構イライラする。僕、わりと短気なんです」
自分が使えないと公言するだけでなく、操作に不慣れな人の利用まで否定すると、ますます使うチャンスは遠のいちゃいますけど・・・
助け舟のように、店員さんの場合のメリットを下田アナが切り出す。「スマホを使った注文だと、人と会話する機会は格段に減っちゃいますよね、店員さんだったら、どちらが良いかしら、とか今日のおすすめは何ですかと聞いたりとか、どうしようかなぁ、なんて言えるじゃないですか」
「店員さんに甘えたりね。機械には甘えられないもんね。『どうしようかなぁ』とか(機械に)言ったりしたら、周りにちょっと変な人と思われたりして・・・これは、もう(機械に)早く慣れてもらって。でも、お年寄りは、僕も含めて慣れるのが大変なんですよ。だって、昨日覚えても今日ほとんどの事を忘れてますからね」と、えーとあなたは下田さんでしたっけ、ここはRKBですよね、と、自嘲気味にわざとボケる財津爺様。うーん、生活に必要が無ければ、もしくは代替手段があれば、という否定的なにおいがプンプン。どうやら新しいアプリには手を出さない派のようですね。

「戦友」とコラボした曲

今日の一曲は、「今だから」。
今年3月に71歳で亡くなられた坂本龍一氏が編曲を担当したという曲であり、今年6月の放送でも紹介したが、この度発売される、ユーミンこと松任谷由実の50周年記念コラボベストアルバムに収録される事になった。
小田和正・松任谷由実・財津和夫の3人で共同制作した「今だから」は、1985年(昭和60年)シングルレコードとして世に出たが、CD化されるのは今度が初めてという事でも話題になっている。
6月の放送でもコスった繰り返しネタだが、制作過程では財津自身はほとんど加わっていないというエピソードについて、今回の財津の陳述を改めてお聞きください
「3者並列で(小田・松任谷・財津の名前が)書いてあるんですけど、僕はあんまり、ほとんど作業させてもらえなかった。『お前はいいから』と小田さまに言われて。なので、スタジオの端っこでジッと行方を見守ってました」
ユーミンからの声がけで3人が集まったという事については
「声かけて貰って、3人でやる事になった時は、めちゃ嬉しかったですよ。古い言い方だけど、同世代の戦友みたいな気持ち。当時の音楽界は、前時代的な感じだったんで『自分たちがこの業界を新しく変えていくんだ』という意気込みがあったんで。やっぱり、戦友という言い方でよいのかな」

なお、放送でお聴きいただいたのは、38年前に発売されたレコードのオリジナル原曲の方。リミックスされたものが収録されるユーミンのベストアルバムは、11月29日発売予定でしたが、諸般の事情により12月20日に発売日が変更されています。(※発売日変更発表の前に番組を収録しています、あわせてご了承下さい。)

次回11月26日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
外国の訳詞についての、懐かしい話題が出てきます。

グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側

放送局:RKBラジオ

放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分

出演者:財津和夫、下田文代

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※放送情報は変更となる場合があります。

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