作り方が6割、飛ばし方が4割…今回が39回目、手作り竹とんぼの「全国大会」 12月3日、さいたまで開催

手作り竹とんぼで技競う 12月3日、さいたまで全国大会

 「全国竹とんぼ競技大会inさいたま」が12月3日午前9時~午後1時、埼玉県さいたま市大宮区の大宮第2公園軟式野球場で開催される。参加者は手作りの竹とんぼを持ち寄り、距離や滞空時間を競う。当日は先着100人に、名人作の竹とんぼをプレゼントする。

 主催は埼玉竹とんぼの会と国際竹とんぼ協会。競技は竹だけで作られる純竹と金属なども使える象嵌(ぞうがん)の部門で、距離と滞空をそれぞれ競う。全国大会は今回が39回目。新型コロナウイルスなどの影響で中止が続き、昨年は4年ぶりに沖縄県石垣市で開催された。

 埼玉竹とんぼの会の荒川忍会長(76)=さいたま市=は、竹とんぼ作りを30年近く続けている。竹とんぼを飛ばす方法は、作り方が6割、飛ばし方が4割という。「重さや角度を正確に測り、同じものを作っても、同じようには飛ばない。工夫して、飛ばし方をマスターするのが面白い」

 大会には荒川さんを含め全国から約60人の愛好家が参加する予定。荒川さんは「見学に来る子どもたちに、飛ばし方を教えたい。竹とんぼの体験を通して、地域の触れ合いにもつなげていきたい」と話している。

 大会の記録会の参加費用は大人500円。子ども無料。

 問い合わせは、荒川さん(電話090.1659.9216)へ。

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