
環境省は日高山脈襟裳国定公園の国立公園への指定に向けた公園区域や施設計画の素案について、意見公募を受け付けています。国立公園に指定される区域は日高山脈の一帯と襟裳岬を中心とするおよそ24万6千ヘクタールで、現在の2.2倍に拡大され、国内最大となります。
指定されれば、道内では1987年に指定された釧路湿原以来7カ所目、国内では35カ所目となります。環境省は日高山脈襟裳国定公園について、氷河に削られた「カール」と呼ばれる地形のほか、ナキウサギなどの希少動物や、ヒダカソウなどの固有種が生息していることなどを高く評価しています。
意見公募は来月8日までで、環境省は、来年夏ごろの指定を目指しています。