大河ドラマ「どうする家康」第45回・二人のプリンス

江戸幕府初代将軍・徳川家康の生涯を松本潤主演で描く大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。「二人のプリンス」と題する第45回(11月26日放送)では、家康が成人した豊臣秀頼に脅威を感じる矢先、豊臣家との争いの火種となる事件が起こる。

凜々しく聡明な姿を見せた豊臣秀頼(作間龍斗) (C)NHK

関ヶ原での本戦は東軍の勝利で終わり、家康が大坂城で関ヶ原の戦勝報告をおこなった前回(11月19日放送)。しかし、茶々(北川景子)からは、豊臣家の世嗣である秀頼と孫娘・千姫との婚姻を約束させられる。

慶長8年(1603年)、征夷大将軍となった家康は江戸に幕府を開くが、後継の秀忠(森崎ウィン)の頼りなさが不安の種であった。その矢先、徳川四天王のひとりとして家康を支えてきた家臣・本多忠勝(山田裕貴)が老齢を理由に隠居を申し出るのだった。

第45回では、関ヶ原の戦いで敗れ、牢人となった武士が豊臣のもとに集結していた。事態を憂慮した家康は、豊臣家の世嗣・秀頼(作間龍斗)を二条城に呼び、豊臣が徳川に従うことを認めさせようとするが、初めて世間に姿を見せた秀頼の麗しさに人々は熱狂する。

その凜々しく聡明な姿に脅威を感じた家康は、秀忠の世に憂いを残さぬためにも、自らの手で豊臣との問題を解決しようとする。そんななか、豊臣が大仏を再建した方広寺の鐘に刻まれた文言が、大きな火種となり・・・。

本作は、襲い来る窮地に次々と決断を迫られながらも、個性派ぞろいの家臣団と力を合わせて生き延びてきた男が、天下統一に辿り着くまでの物語。放送はNHK総合で毎週日曜・夜8時から、BSプレミアムは夕方6時から、BS4Kでは昼12時15分から。

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