2024年問題見据え船便を活用 宮城県産サツマイモを香港へ出荷

輸出用の宮城県産サツマイモの出荷が20日から始まりました。トラックの輸送力低下が懸念される物流の2024年問題を見据え、今後は仙台港から首都圏へ船便を活用します。

宮城県山元町の農業法人では、18ヘクタールの農場で8種類のサツマイモを生産していて、2021年から東北経済連合会などと連携し香港に輸出しています。

20日に箱詰めされたサツマイモ4トンを出荷しました。

これまでサツマイモはトラックで京浜地区まで輸送し東京港から輸出していましたが、物流の2024年問題を見据え今シーズンからは仙台港から横浜港へ船で運ぶことにしました。

海上輸送の場合、出荷から到着まで2週間ほどかかり鮮度の保持が課題でしたが、運送会社のダイヤ調整により陸送とほぼ変わらない9日で運べるようになりました。

東北経済連合会小野晋顧問「東北の農産物の輸出の拡大が続くとすれば、国際物流も構築しなければいけないと思うので是非この事業をしっかり根付いたものにしていきたい」 山元町の農業法人では、2024年3月末まで毎週5トンずつ計80トンほどのサツマイモを輸出する予定です。

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