【基礎知識】当たったら払い戻しで至福の時を味わおう!大口払い戻し窓口とは?『究極のボートレースガイドブック』

ボートレースの基礎知識

まず初めに〝ボートレース〟とはいったいどんなものなのか、初心者のあなたにもわかりやすく説明します。知れば知るほど、水上の格闘技・ボートレースの底知れない魅力へ引き込まれていくことでしょう。これであなたもレッツ!ボートレース!

当たったら払い戻しで至福の時を味わおう!!

さて、見事に舟券が当たった場合のこともお伝えしておきましょう。大当たりした方のみに与えられる権利です!当たった舟券を握りしめて笑顔で自動発払機に向かいましょう。「俺はやれたんだ! 私は当たったんだ!」と。顔に出すぎても大丈夫です(笑)。勝ち誇ってください!自動発払機の左下に投票券挿入口がありますので、その勝ち誇った顔で、そこに当たった舟券を入れてください。すると画面に大当たりの表示と払い戻される金額が表示されます。それを確認して支払いボタンを押すとお金が出てきます! もうその時点で最高の笑顔になることでしょう!

あっ、すいません。ちなみにこの支払ボタンは当たってない方も経験できます。それは、レースでフライングがあったとき!購入したレースで自分の買っていた艇がフライングしてしまうと返還欠場になりますので、そのときは当たったときと同様に舟券を投票券挿入口に入れてください。返還される金額が表示されてお金が返ってきます。購入した買い目はハズレでも、くれぐれも舟券は捨てずに最後までお持ちください!

ボートレースの用語

『大口払い戻し窓口』

大口払い戻し! 夢の世界でございますが、100万円以上の払い戻しをよく「帯った」とか「帯」とボートレースファンの皆さんは言います。その100万円以上の的中舟券は、券売機に入れても払い戻しを受け取れないのです! 出ないのです!そのときに行くべき所が大口払い戻しの窓口!

レース場によっては「大当たり」と書いた封筒にお金を入れてくれて、窓口のお姉さんから「おめでとうございます」と言ってもらえます(笑)。大昔の話ですが、私のお師匠・坂上忍さんに「これで舟券買ってきて」と的中舟券とマークシートを渡されて、私はそのまま発券機へ。すると「この舟券はお取り扱いできません」と機械からアナウンスが……。周りのお客さんから「あいつ帯ってるやん」みたいな顔で見られました。

自分のじゃないのにあせりまくり。なんで機械に通らないのだろう!? と舟券の金額を見ると……完全に帯った舟券!先に言うてくださいよ! あのときに私も初めて機械に通らないことを知りました。夢の大口払い戻し窓口、いつかは行ってみたいですね!!

【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治

【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治

近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。

© 株式会社日本文芸社