10月首都圏マンション価格下落 8カ月ぶり、供給物件が減少

 不動産経済研究所が20日発表した首都圏(1都3県)の10月の新築マンション1戸当たりの平均価格は、前年同月に比べ3.2%安い6567万円で、8カ月ぶりに下落した。東京23区内の供給物件が減少し、高額物件も少なかったため価格を押し下げた。

 発売戸数は46.3%減の1486戸。9月に秋商戦の目玉となる物件が発売された反動も出た。

 地域別の平均価格は、東京23区が7.0%下落の8709万円、23区以外の都内は21.7%上昇の5624万円、神奈川県は10.9%上昇の6555万円、埼玉県は5.4%上昇の5118万円、千葉県は0.7%上昇の4528万円だった。

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