たれやなぎさんと新井浩介さんが演劇初タッグ 古里久慈で公演

「子どもから大人まで多くの人に見に来てほしい」と語るたれやなぎさん(左)と新井浩介さん

 岩手県久慈市出身の劇作家新井浩介(本名・細越幸司)さん(55)が主宰する演技集団朗(ろう)(東京)による舞台公演「Sky~あの空の向こうに~」は12月23、24日、同市川崎町のアンバーホールで開かれる。地元出身の俳優たれやなぎさん(49)が初めて出演。久慈が育んだ文化人2人がタッグを組み、演劇の素晴らしさを伝える。

 交通事故で妻子を失った主人公が、亡くなった息子が乗り移った少年と出会い、再起していくオリジナルストーリー。新井さんが脚本を手がけ、約20年前から県内外で公演している。初出演するたれやなぎさんは主人公を演じる。

 公演は文化庁の助成事業で、朗のほか、二つの劇団が市内2カ所で作品を上演する。いずれも各千円(未就学児無料)。チケットは、同市のアンバーホールとおらほーるで販売している。

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