一般道を本物のラリーカーが爆走 ラリージャパン2023 4日間の熱戦に沿道のファンは大興奮

11月19日までの4日間、愛知県と岐阜県を舞台に行われた「ラリージャパン」。

間近で見られる本物のラリーカーに、地元の人たちも大興奮でした。

19日までの4日間、愛知や岐阜で行われた世界ラリー選手権の「ラリージャパン2023」。

今季最終戦となるこの大会には、世界各国から合わせて35台がエントリーし、一般道を含む22のコースでタイムを競いました。

去年は3位入賞、愛知県長久手市出身でトヨタの勝田貴元(かつた たかもと)選手も参戦。

しかし、2日目のレース序盤からピンチに立たされます。

雨も降る悪天候の影響か、カーブを曲がり切れず木に衝突。

(勝田貴元選手)
「ノーチャンス!」

総合9位と出遅れたもののその後は追い上げ、ベストタイムを10回も叩き出した勝田選手。

19日の最終日では、総合5位と巻き返しを見せました。

(勝田貴元選手)
「来年は必ず結果を出したい。またよろしくお願いいたします」

大会は、勝田選手と同じトヨタ勢が表彰台を独占…世界のトヨタが圧倒しました。

一方で、この大会の魅力の一つが。

(木藤淳成記者)
「ラリージャパンに参加してるレーシングカーが来た。かっこいい。恵那市の街中を走っている」

岐阜県恵那市の古い町並みが人気の岩村町。

レースに参加するラリーカーがコースに移動する際、一般道から間近で見ることができます…観戦者は。

(カップル)
「F1などはどうしても柵があったりするが、公道で近い距離で見られるのが醍醐味」
Q彼女さんは大丈夫? 彼の車好きは?
「全然、私も車は好きなので(彼に)ついていきます」
「理解がある彼女で助かっている」
(5才の子ども)
Q車を見てどう?「楽しい!いっぱいピューって走ってめちゃめちゃすごい」

地元の人は…

(恵那市の女性2人組)
「着物を着て、岩村町をアピールしながら応援しようと思って来た。間近で選手の方が手を振ってくれるし貴重な体験」

観光客に着物をレンタルしている店の人は…

(萬勝商店 丹羽その子さん)
「着物のレンタルをやっているが皆さんが『ここ何ですか?』と外国人の方も聞かれていくので『着物を今度着てみたいです』と来るのでありがたい。毎年やってほしい」

市の職員も、着ぐるみやプラカードを持って恵那市を猛アピールしました。

(恵那市の職員)
「ラリージャパンにあわせて来てくださるお客さんに、栗きんとんと五平餅をPRします」

開催地も熱狂の渦に巻き込んだ「ラリージャパン」。

主催者によりますと4日間で延べ53万人が訪れたということです。

© CBCテレビ