海保無人機拠点、福岡へ移転 24年度末までに青森から

北九州空港に駐機する海上保安庁の大型無人航空機「シーガーディアン」=5月

 海上保安庁が大型無人航空機「シーガーディアン」の運用拠点を、2024年度末までに青森県の海上自衛隊八戸航空基地から福岡県の北九州空港へ移転させる方針を固めたことが20日、関係者への取材で分かった。防衛省・自衛隊との取り決めで八戸基地の使用期限は24年度末となっており、調整を続けていた。

 海保は22年10月から八戸基地でシーガーディアンの運用を開始。現在は3機体制となっている。24年度予算の概算要求で移転費用として15億9千万円を盛り込んでいた。

 北九州空港は国が管理する24時間運用可能な空港で、敷地内には海保の基地がある。

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