【速報】借金頼み「還元」巡り攻防 補正予算案が審議入り

経済対策の財源を裏付ける国の2023年度補正予算案が20日、衆参両院の本会議で審議入りし、論戦が始まった。一般会計の歳出(支出)は13兆1992億円。岸田文雄首相が「国民への還元」で掲げる所得税と住民税の減税の対象とならない低所得世帯への給付金や、半導体生産支援に充てる。ただ歳入(収入)の7割近くを国債増発で賄っているのが実情で、借金頼みの中で「還元」を掲げる首相の姿勢に野党は攻勢を強めている。

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