今治が鹿児島サポーターへのジュニアユース選手の行為を謝罪…「挑発行為」はなしも「不適切な行動」だったと認める

[写真:©︎J.LEAGUE]

FC今治は20日、19日に行われた明治安田生命J3リーグ第36節の鹿児島ユナイテッドFC戦について謝罪した。

J2昇格を争う2位の鹿児島をホームに迎え、今治も昇格に望みを繋ぎたい一戦。試合は開始9分に鹿児島が先制するも、後半に今治が2ゴールを決めて逆転勝利。2-1で勝ち点3を積み上げて、2位の鹿児島との勝ち点差を「5」にした。

しかし、この試合において、今治のジュニアユースに所属する選手たちが鹿児島のサポーターを挑発していたと報告があったという。

今治は事実確認を行った中、SNSで取り上げられているような挑発行為はしていないものの、試合中や試合後に挑発行為と捉えられてもおかしくない振る舞いはあったという。

今治はクラブを通じて声明を発表。鹿児島に謝罪した。

「2023明治安田生命J3リーグ第36節において、鹿児島ユナイテッドFC(以降「鹿児島」)のサポーターより、FC今治のアカデミー選手(ジュニアユース)に対して「試合中からビジター席の方に対して挑発的な行動をしていた」というご指摘を、試合終了直後にいただきました」

「鹿児島サポーターならびにご来場の皆様には、不快な想いをさせることとなり、深くお詫び申し上げます」

「発生現場において当クラブの運営スタッフが現場で双方に事実確認を行ったほか、発生後においても関係者への事実確認を実施致しました。その結果、当該選手が、一部S N S上で取り上げられている直接的な挑発行為はしていないものの、試合中や試合後に挑発行為と捉えられてもおかしくない振る舞いをしていたことが確認されました」

「当人たちは、コーチによる厳重注意を受け、またコーチとの対話を重ねていく中で、自分たちの振る舞いが相手に対するリスペクトを欠き、不適切な行動であったと認識し、深く反省しております」

「また観戦中において、担当するコーチスタッフがアカデミー選手の傍から離れる時間もあり、監督不行き届きな点がございました。この点において、試合・練習時はもちろん、アカデミー活動の全てにおいて、コーチが今まで以上の自覚を持ち、指導してまいります」

「当クラブのアカデミーでは、サッカーを通じて人間教育を行い、応援される人間になることをコンセプトに掲げております。今回、相手をリスペクトする姿勢に欠けた行為があったことをクラブとして深く反省し、選手のみならず指導者であるコーチ自身の振る舞いを正してまいります」

「尚、本件の責任は当クラブにございます。また当該選手は中学生でございます。本件に関するお取り扱いやお問合せにつきましては、十分ご配慮いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」

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