NMB48・安部若菜原作の「アイドル失格」を山本望叶主演でドラマ化。アイドル×オタクの切ない青春ストーリー

NMB48・山本望叶が、BS松竹東急で2024年1月13日にスタートする土曜ドラマ「アイドル失格」(土曜午後11:00)で主演を務めることが分かった。

「アイドル失格」は、山本と同じくNMB48のメンバーとして活躍中の安部若菜による同名小説が原作。現役アイドルが本気で描いた衝撃作として大きな話題となった、安部の作家デビュー作を実写ドラマ化する。アイドルに恋愛感情を抱く“ガチ恋オタク”と、不動のセンターとしてキラキラ輝く“アイドル”という、出会ってはいけない2人の恋と成長の物語だ。

山本が扮(ふん)するのは、アイドルとして活動する高校2年生の主人公・小野寺実々花。実々花は、所属するアイドルグループ・テトラの人気が順調に上がっていく中で、将来に漠然とした不安を抱えている。熱心にイベントに訪れるケイタが自分にガチ恋であることはSNSなどを通して気付いており、強い好意を抱いてくれていることをうれしく思っている。

一方、そのケイタは、夢や目標がなくさえない日々を送る大学生。テトラの推し活をしている。推しメンはセンターの実々花で、かなわないと分かりつつも、本気で実々花に恋をしていた。そんなある日、実々花はケイタから言われた一言が心に刺さってしまう。そして、ファンとアイドルの垣根を超えて、ケイタのアルバイト先へ向かってしまう。

今年1月に発売された4thアルバム「NMB13」ではリード曲「Done」の選抜メンバーに選出され、初のセンターポジションも務めた山本は、本作でドラマ初主演を果たす。キラキラと輝くアイドルが抱える等身大の不安や悩みもがく姿を、現役アイドルならではのリアルさを投影し、かれんに演じる。

山本は「まず、本当にうれしい気持ちです。若菜の書いた小説がドラマ化することもですし、そのドラマに自分も出演させていただけること、しかも主演ということで、聞いた後は5日間くらい夢見心地でした」と感激。加えて「演技の経験は少ないですが、ずっと演技のお仕事がしたいと思っていました。選んでいただいたことに感謝して、“安部先生”の顔に泥を塗らないよう、精いっぱい頑張りたいと思います!」と意気込み、「分からないことだらけで不安な気持ちもありますが、こうして悩むことも夢だったので、すごくワクワクしています!」と期待に胸を膨らませている。

自身が紡いだ小説のドラマ化が決定した安部は、「まさか自分の書いた小説『アイドル失格』をドラマ化していただける日が来るなんて、本当にうれしいです!」と声を弾ませ、「作中のアイドルグループ・テトラの4人が歌い踊る姿や、ドキドキの恋愛の行方など、ドラマ版ならではの部分も楽しんでいただけたらと思います! 小説版との違いも読み比べてもらえたら、より『アイドル失格』の世界を楽しめて最高です! すてきなドラマになると思うので、ぜひご覧ください!」とアピールしている。

ドラマを手がける伊藤学プロデューサーは「本作は、アイドルとオタクの物語でありながら、このドラマを見ることになる“あなた”の物語かもしれない。素晴らしい感性で描かれた原作をベースとして、頼れるスタッフ・キャストとともに、皆さんに楽しんでいただけるドラマを全力で制作しています」と自信を見せる。さらに「何者かになりたいという思い、誰かに必要とされたいという思い。誰もが一度は願ったことのある、そんな青臭くて、爽やかで、悩める気持ちを持った2人の“進む道”と“決断”をぜひご覧ください」と力を込めた。

© 株式会社東京ニュース通信社