「グミ」製造元に販売停止 麻薬取締部、成分分析へ

 大麻の類似成分を含むとみられるグミを食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題を巡り、厚生労働省麻薬取締部は20日、医薬品医療機器法に基づき、グミの製造会社「WWE」(大阪市)を立ち入り検査した。同社の保管倉庫から指定薬物に似た有害性があるとみられるグミが見つかり、同省は、成分の分析結果が出るまで販売を停止するよう命令を出した。

 麻薬取締部は17日にも、大阪市や東京都内の販売店計5店に立ち入り検査を実施。都内の1店舗から有害性があるとみられるグミが見つかり、合成薬物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)が検出された。

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