ガビ長期離脱のバルセロナ、ジローナへ武者修行中MFの早期ローンバックを検討か?

ジローナで武者修行中のパブロ・トーレ[写真:Getty Images]

バルセロナが、スペイン代表MFガビの長期離脱を受けて若手の早期ローンバックを検討しているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。

バルセロナでは今回のインターナショナルマッチウィークでスペイン代表に招集されていたガビに大きなアクシデントが発生。19日に行われたユーロ2024予選グループA最終節のジョージア代表戦に出場した同選手は右ヒザを負傷。すぐさまバルセロナに帰還し精密検査を受けた結果、右ヒザ前十字じん帯断裂および外側半月板損傷の重傷であることが判明した。

これまでチャビ・エルナンデス監督の下で中盤や前線の主軸を担ってきた若武者の長期離脱によって緊急補強の必要性が出てきたクラブだが、深刻な財政問題やサラリーキャップの制限によって大物の獲得は現実的ではない。

そういったなか、地元メディアの報道によると、クラブはジローナで武者修行中のU-21スペイン代表MFパブロ・トーレ(20)の呼び戻しを検討しているようだ。

昨年7月にラシン・サンタンデールから加入したトーレは、1年目の2022-23シーズンはラ・リーガ8試合、公式戦全体では13試合の出場にとどまった。
迎えた今シーズンはドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンらの加入によって出場機会減少が見込まれたなか、同じカタルーニャに本拠地を置くジローナへ1年間のレンタル移籍で加入した。

ただ、保有元を上回るラ・リーガ首位と圧巻の戦いぶりを見せるジローナで思うように出場機会を得られず。ここまではリーグ戦8試合出場もプレータイムはわずかに119分にとどまっている。

そのため、バルセロナが呼び戻しを検討した場合、トーレの今冬復帰は問題なく実現する模様だが、チャビ監督が戦力としてカウントするか否かがポイントになるようだ。

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