感謝の気持ちを伝えたい!知っておきたい「お歳暮」のマナー5つ

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

ひとつのテーマを1週間意識して過ごすことで、マナーや心遣いが自然と身に付く!そんな連載コラムを毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:「お歳暮」のマナー

11月も後半になりました。そろそろ、年末に向けた準備を考え始める時期ですね。

今回は、早めに準備をしておきたい「お歳暮」についておさらいをしておきましょう!

【1】お歳暮は、誰に、どうやって贈るもの?

お歳暮は、お世話になった感謝の気持ちを伝えるだけでなく、来年以降の挨拶も兼ねたものです。

つまり、贈りたい相手は、日頃からお世話になっている方や、今後もお付き合いが続いていく方ということになります。

お中元を贈った方には、必ずお歳暮を贈るようにしましょう。

また、基本的には直接持参するのがマナーです。

お歳暮を受け取れない職業の方もいらっしゃいますので、あらかじめ確認しておくと安心ですね。

【2】お歳暮の相場は?

お相手との関係性にもよりますが、一般的には3,000円~5,000円が相場です。

お中元を贈った場合は、お中元よりも少し(2割程度)高めのものを選ぶとよいですね。

ただ、あまりにも高額なものを贈るとお相手が負担に感じてしまうこともあるため、金額には気をつけましょう。

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いつ贈るの?相場は?感謝の気持ちを伝える「お中元」のマナー

【3】どんなものを贈るといいの?

お菓子やジュース、お酒などが人気ですが、最近ではカタログギフトも人気のようです。

何を選ぶにしても、お相手の喜ぶ顔を想像しながら選びたいですね!

【4】お歳暮はいつ贈る?

「歳暮」とは「年末」という時期を指すことば。

本来は、お正月の準備をはじめる日である「事始めの日」の12月13日から12月20日までの間でしたが、現在は、12月初旬から12月25日頃までに送るのが一般的です。

最近では、11月下旬から贈りはじめることもあるようですが、本来の意味を考えて贈るようにしたいですね。

【5】お相手が喪中でも贈っていい?

お歳暮はお祝いとは異なり、日頃の感謝の気持ちを伝えるものです。

贈る側、贈られる側、どちらかが喪中であっても、四十九日を過ぎていれば贈っても問題ありません。

しかし、贈る場合は、紅白を連想させる品物を避け、水引や熨斗のない「無地短冊」に「御歳暮」と記載しましょう。

御歳暮の期間に四十九日が明けない場合は、時期をずらして

  • 松の内(1月7日/関西は15日)~立春の前日まで → 寒中お伺い
  • 立春~2月末日まで → 余寒御伺

として贈りましょう。

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なにかと慌ただしくなってくる時期。準備は早めにしておくと、心の余裕に繋がりますね!

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

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