秋を通り越してもう冬? 焼き芋屋さん「僕たちのシーズンが来た」 静岡市

静岡市民(18日)「急に寒くなりましたね。今までコートは着なかったが、きょう初めて散歩の時にコートを着ました」

この1週間ほどで、静岡県内でも一気に季節が進みました。18、19日と、平年よりも最低気温が低くなったところが多くなり、静岡市清水区では2日連続で今シーズン一番の冷え込みに。(清水区 18日・6.8℃ 19日・5.0℃)。そんな寒い日に食べたくなるのが…、熱々の焼き芋。

来店客(女性):「柔らかくてすごくおいしいなと、いつも思います。やっぱり違いますよね」

こちらは去年1月、静岡市の北街道沿いにオープンした焼き芋の専門店です。自慢の焼き芋の特徴は…?

いもじぇんぬ 海老名慶太代表:「私たち『いもじぇんぬ』では、こちらのつぼで焼いています。炭で焼いてまして、つぼの中でだいたい2時間ぐらい、じっくりじっくり焼き上げることによって、つぼの反射熱でめちゃくちゃ甘くなります」

特長はたっぷりの蜜と、ねっとりとした食感。使っているサツマイモは人気品種の「紅はるか」で、富士市の自社農園で栽培しています。

いもじぇんぬ 海老名慶太代表
Q.今年のサツマイモの出来は?
A.「暑さは関係なく 富士市の上の方で作っているのもあって、今までにないぐらいおいしい自社のサツマイモができた」

寒さもあってか、18日も熱々の焼き芋を求めて、お客が次々と訪れていました。

来店客(5歳)「おいしい」
Q.甘い?
A.「うん」

来店客:「他の焼き芋だとパサパサしていて、飲み物が欲しくなるんですけど、ここだと焼き芋の中の水分がいっぱい入っていて、ねっとり甘いんで、焼き芋だけで食べられます」

お店オススメのちょっと変わった食べ方を教えてもらいました。バターとシナモンパウダーをトッピング。バターの塩味がサツマイモの甘みを引き立ててくれる“味変”が楽しめます。

店にとって、待ちわびた焼き芋シーズンの到来。やはりこの時期から売り上げも伸びていくんだそうです。

いもじぇんぬ 海老名慶太代表
「今年は特に秋を通り越して冬になった感じなので、先週ぐらいからすごくお客さんの入りも良くなってきた。僕たちのシーズンが来たという感じですかね」

(11月19日放送)

© 静岡朝日テレビ