冬用タイヤへの交換時期、盗難に注意! 富山県内で23年36件被害

来店客にチラシを手渡す署員=スーパーオートバックス富山南

 冬用タイヤへの交換時期を前に、富山県警が盗難被害に注意するよう呼びかけている。富山西署は20日、富山市婦中町塚原のカー用品店「スーパーオートバックス富山南」で啓発キャンペーンを実施。タイヤをチェーンでつないで保管することや、鍵のかかる倉庫に置いておくことを来店客に訴えた。

 県警によると、県内のタイヤ盗の認知件数は2021年が75件、22年が37件だった。今年は10月末時点で、前年同期より1件多い36件となった。

 同署管内の今年の認知件数は10月末時点で、前年同期比4件増の9件。大半は野ざらしで置いてあったタイヤが狙われたという。県警生活安全企画課は「カーポートなどの施錠ができず、外から見える場所は危険」と強調する。

 20日のキャンペーンは署員や市職員ら9人が参加した。チラシは100部用意。「タイヤを盗まれないようにしてください」と声をかけ、来店客に手渡していた。

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