ボッタス「アロンソとの接触でディフューザーを損傷し、挽回のチャンスがなくなった」アルファロメオ F1第22戦決勝

 2023年F1第22戦ラスベガスGPの決勝レースが行われ、アルファロメオの周冠宇は15位、バルテリ・ボッタスは17位でレースを終えた。

■周冠宇(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=15位(50周/50周)

2023年F1第22戦ラスベガスGP 周冠宇(アルファロメオ)

 僕にとって今夜のレースはかなり楽しかった。結局ポイントを獲得できなかったとはいえ、素晴らしいバトルや動きがあった。スタートでは回避行動を取らなければならなかったから、前方の混乱からアドバンテージを得ることはできなかった。セーフティカーが導入されて、僕たちはピットストップをすることにした。つまりミディアムタイヤで30周しなければならなかったということだ。

 戦略はうまくいき、僕はいくつか順位を取り戻して、ルイス(・ハミルトン)やフェルナンド(・アロンソ)とバトルをした。でもそれ以上ピットストップするチャンスはなく、最後の10周でタイヤが消耗しているのがわかった。僕のラップタイムは落ち始めて15位で終わってしまった。

 17番手からスタートしたのでポイントを獲得するチャンスはそれほどなかったが、少なくとも楽しめるバトルがあった。今はもうアブダビに集中しよう。シーズン最終戦だ。僕たちは素晴らしい週末にしようと決意している。

■バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム・ステーク)
決勝=17位(50周/50周)

2023年F1第22戦ラスベガスGP バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 とてもよいポジションからスタートしたが、残念なことに最初のコーナーで僕のレースはかなり台無しになってしまった。フェルナンド(・アロンソ)との接触でリヤエンドに当てられ、ディフューザーが損傷してしまったので、失ったポジションを挽回するチャンスが損なわれた。

 それからは長いレースで、ペースもグリップも足りなかった。当然だけど、とてもがっかりしている。今日は好結果が出せるはずだと自信を持っていたからなおさらだ。僕たちの本当のパフォーマンスを発揮するチャンスがまったくなかった。

 週末のポジティブな点としては、僕たちの1ラップの速さは間違いなく改善していて、昨日はQ3に進出できた。直近のライバルたちは誰もポイントを持ち帰っていないので、今シーズンの最終戦アブダビGPに向かうにあたって、可能性はまだ開かれている。トップ10に戻れるように全力を尽くし、シーズンをよい形で終えるよう努めるつもりだ。

© 株式会社三栄