ブレーブスがレイナルド・ロペスと3年契約 先発起用の可能性も

日本時間11月21日、ブレーブスはFAの救援右腕レイナルド・ロペスと3年3000万ドルの契約を結んだことを発表した。年俸は2024年が400万ドル、2025年と2026年が1100万ドルで、2027年は年俸800万ドルの球団オプション(またはバイアウト400万ドル)となっている。2022年から本格的にリリーフに転向したロペスだが、ブレーブスは投手起用の選択肢を増やすために、スプリング・トレーニングでは先発ローテーション争いに加わらせる方針を示している。

現在29歳のロペスは2016年にナショナルズでメジャーデビュー。ホワイトソックス移籍後、先発ローテーションに定着し、2018年から2年連続で32試合以上に先発して184イニング以上を投げ、2019年には2ケタ勝利(10勝)をマークしたこともある。しかし、短縮シーズンの2020年に防御率6点台の不振に陥ると、2021年からリリーフでの起用が増え、本格転向した2022年は61試合に登板して防御率2.76を記録。メジャー8年目の今季はホワイトソックス、エンゼルス、ガーディアンズの3チームで合計68試合(自己最多)に登板し、3勝7敗6セーブ、22ホールド、防御率3.27をマークした。

ロペスは先発のチャンスを与えてくれるチームとの契約を希望していたという。ただし、ロペスを獲得したからといって、ブレーブスの先発補強のプランに影響があるわけではなく、ブレーブスは引き続きソニー・グレイなど一線級の先発投手の獲得を目指すとみられる。ブレーブスとしては、ロペスが先発ローテーション争いに敗れたとしてもリリーフで起用できるため、リスクの低い補強と言えるのではないだろうか。

なお、ドミニカ共和国出身のロペスは2012年8月にナショナルズに入団したが、この年のナショナルズの「ドラ1」がルーカス・ジオリトだった。この2人は2016年12月にホワイトソックスへトレードされたときも、今年7月にエンゼルスへトレードされたときも、今年8月にウエーバーでガーディアンズに拾われたときも、一緒に移籍。プロ入りしてから常に同じチームでプレーしてきた。ジオリトは現在FAだが、もしブレーブスがジオリトを獲得しなければ、ロペスは初めてジオリトと別のチームでプレーすることになる。

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