長崎県知事、初訪中へ 23日から中日黄檗文化交流大会

 大石賢吾知事は20日の定例会見で、姉妹都市の中国福建省で開かれる「中日黄檗(おうばく)文化交流大会」に出席するため、23日から26日まで現地を訪問すると発表した。大石知事の訪中は就任以来初めて。
 長崎県によると、中国側の招待を受け、徳永達也県議会議長や県職員ら計12人で訪問。24日の同大会では、17世紀に同省から長崎に渡り、インゲン豆や明朝体を伝えた黄檗宗の開祖、隠元禅師の功績を発表する。同省政府要人と面会し、世界文化遺産「コロンス島」も視察する。
 知事は「長年築いてきた本県と福建省の友好と信頼の絆を大切にしながら、さらなる交流拡大に努めたい」と述べた。

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