スカイマティクス、クラウド型ドローン測量サービス「くみき」がNETISに登録

ドローンやUAVによる空撮画像から3D点群データやオルソ画像などの地形データを生成する写真測量においては、これまで高性能パソコンに写真測量ソフトをインストールし個々にデータを生成する必要があった。

「くみき」を使うことで、空撮画像から地形データを自動生成し、クラウド上で距離・体積・断面等を計測、情報共有が可能だ。これにより、地形データの生成作業を省力化し、建設現場における施工の向上が図れる効果が認められ、このたびNETISへの登録が実現した。

2017年にサービスを開始した汎用ドローンに対応した国産初のクラウド型ドローン測量サービス「くみき」は、クラウド上で自動で高品質な地形データを生成し直感的な操作で測量ができることにより、現在約20業種、累計10,000を超える現場で導入された。

建設工事においては、点群データやオルソ画像を活用した工事の進捗管理や盛土・切土管理などにおいて、生産性を95%向上した実績もあるという。

今回「くみき」が登録されたNETISは、国土交通省が公共工事等に関する新技術の活用のため、新技術に関わる情報共有及び提供を目的として整備したデータベースシステムだ。「くみき」を利用する施工者は、公共工事において総合評価方式での加点対象、実際に使用した場合には、工事成績評定での加点対象となる。

スカイマティクスは、今回のNETIS登録を通じて「くみき」をより広く普及させ、建設土木工事の更なる生産性及び安全性の向上を目指していくとしている。

NETIS登録情報

▶︎スカイマティクス

https://www.drone.jp/news/2023102718302275380.html

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