2024年度の殿堂入り候補選手が正式発表 最大の大物はベルトレイ

日本時間11月21日、2024年度のアメリカ野球殿堂入りの記者投票の対象となる候補選手が発表された。候補選手は26人で、うち12人が今回から有資格者となった選手たち。残りの14人は前回の記者投票で得票率5%以上を記録し、引き続き殿堂入りの資格を有している選手たちである。殿堂入りの記者投票の対象になるためには、メジャーで10シーズン以上プレーしたあと、引退から5年が経過していることが必要。よって、今回から有資格者となったのは2018年が現役最後のシーズンとなった選手たちである。

有資格1年目の最大の大物はエイドリアン・ベルトレイだ。通算3166安打、477本塁打、1707打点の実績を誇り、シルバースラッガー賞4度、ゴールドグラブ賞5度を獲得した名三塁手。データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する通算WARは93.5に達しており、有資格1年目での殿堂入りは間違いないとみられている。

ベルトレイ以外には、首位打者3度&2009年ア・リーグMVPのジョー・マウアー、オールスター・ゲーム選出6度の名二塁手チェイス・アトリー、メッツのキャプテンを務めたデービッド・ライト、通算247勝のバートロ・コロン、エイドリアン・ゴンザレス、マット・ホリデイ、ホセ・レイエス、ホセ・バティースタ、ビクター・マルティネス、ジェームス・シールズ、ブランドン・フィリップスが今回の殿堂入り投票から候補入りしている。

前回の殿堂入り投票で当選ライン(得票率75%)には届かなかったものの、50%以上の得票率を記録したのは、トッド・ヘルトン(72.2%)、ビリー・ワグナー(68.1%)、アンドリュー・ジョーンズ(58.1%)、ゲーリー・シェフィールド(55.0%)の4人。ヘルトンとワグナーは有資格1年目のベルトレイとともに、有力な殿堂入り候補と言える。シェフィールドはラストチャンスとなる10度目の挑戦だが、当選ラインを超えるのは難しそうだ。

前回から引き続き候補入りしているのは、ヘルトン、ワグナー、ジョーンズ、シェフィールドのほかに、カルロス・ベルトラン(46.5%)、アレックス・ロドリゲス(35.7%)、マニー・ラミレス(33.2%)、オマー・ビスケル(19.5%)、アンディ・ペティット(17.0%)、ボビー・アブレイユ(15.4%)、ジミー・ロリンズ(12.9%)、マーク・バーリー(10.8%)、フランシスコ・ロドリゲス(10.8%)、トリー・ハンター(6.9%)という面々である。

記者投票は現地時間12月31日をもって締め切られる。投票結果は日本時間1月24日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表され、日本時間7月22日にはニューヨーク州クーパーズタウンにて2024年度の殿堂入りセレモニーが開催される。

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