西舘勇陽投手、古里で飛躍誓う 母校花巻東高と一戸町訪れ交流

花巻東高で小田島順造校長(左)、佐々木洋監督(右)の激励を受ける西舘勇陽投手

 10月のプロ野球ドラフト会議で巨人から1位指名を受けた中央大4年の西舘勇陽(ゆうひ)投手(21)は20日、母校の花巻東高を訪れ、恩師らに伝統球団での飛躍を誓った。前日には古里一戸町で激励会に臨み、町民と交流を深めた。

 花巻市松園町の同校で、小田島順造校長は「活躍は学校の誇り。日々トレーニングに専念してほしい」と激励。佐々木洋監督は「一瞬の喜びではなく一生をかけて成功してほしい。高校の先輩は次のステージで活躍している。まだ力はそこに及ばないが、目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

 西舘投手は「高校3年間があったからこそ大学でも成長できた。1軍で投げる姿を一日でも早く見せることが恩返しになる」と決意を述べた。

 19日の激励会は一戸町高善寺の一戸地区センター体育館で開かれ、西舘投手は約300人を前に「皆さんの指導や応援のおかげで成長できた」と感謝を述べた。地元の子どもたちに練習方法を問われると「ストレートは日々のキャッチボールが大事」と答えた。

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