山本由伸が正式にポスティング公示 最大45日間の交渉がスタートへ

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、山本由伸が正式にポスティング公示されたようだ。交渉期間は最大45日間で、日本時間11月21日午後10時からスタートし、日本時間1月5日午前7時まで。45日間をフルに使って交渉が行われるとは限らず、昨オフの吉田正尚のように、1日足らずのうちに争奪戦が決着する可能性もある。すでに12チームからの関心が報じられている25歳の山本。いよいよ争奪戦がスタートする。

MLB公式サイトは「我々は大谷翔平が今オフのナンバーワンのFA選手であることを知っているが、山本は今オフ最も重要なFA選手かもしれない」と指摘。「なぜなら、大谷を含む多くの選手が自分自身の契約を有利にするために、山本がどのような契約を結ぶかを見てから動く可能性があるからだ」と伝えている。

山本は今オフのFA市場において、先発投手で最も高額な契約を結ぶことが予想されており、総額はおそらく2億ドルをはるかに超えることになるだろう。ブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリー、ソニー・グレイといった大物FA投手たちは、山本の契約が先発投手の相場を引き上げることを期待しているとみられ、山本の契約が決まるまで、他の大物FA投手が動かない可能性もある。

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、大谷でさえも山本の契約が決まるのを待つ可能性があるとの見解を示している。「25歳の山本の争奪戦に敗れると、いくつかのチームは戦力構想が狂う可能性がある。(そうしたチームは大谷獲得に本腰を入れる可能性があるため)大谷にとって市場の状況を改善することになるかもしれない」とローゼンタール記者。山本を逃して戦力アップに失敗したチームが大谷を狙う可能性があるというわけだ。

山本にはすでに多くのチームが関心を示しており、メッツ、ヤンキース、レッドソックス、ドジャース、カブス、フィリーズ、マリナーズ、レンジャーズ、ジャイアンツ、カージナルス、ダイヤモンドバックス、タイガースなどが争奪戦に加わるとみられている。

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