若者の選挙投票率向上へ大学生と意見交換 宇都宮市選挙管理委員会

 若者の選挙や政治への興味や関心を高めようと、宇都宮市と市内の大学生による意見交換会が開かれました。

 意見交換したのは、宇都宮市の選挙管理委員会の職員と作新学院大学で現代社会を学ぶ学生など合わせて18人です。

 今年(2023年)4月に行われた宇都宮市議会議員選挙では投票率が「35.24%」と過去最低を記録し年代別では20歳から24歳が「15.57%」と最も低い投票率でした。

 こうした状況を受けて市は、投票率を高めるため若年層の選挙に対する考え方や求めている情報を集めて選挙の啓発活動に活かしていこうと、学生との意見交換会を開いています。市の職員が学生に近年の選挙の投票率を説明した上で、若者が選挙に参加したいと感じる具体的な施策について教えてほしいと呼び掛けました。

 このあと学生らはグループに分かれて意見を出しあい、投票した人にLRTの乗車券を配布する案や投票を疑似体験できる機会を、小学生のうちから設けることなどが提案されました。

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