最高齢89歳の首長、一転不出馬 新潟・出雲崎の小林町長

小林則幸氏

 現職首長で全国最高齢の新潟県出雲崎町の小林則幸町長(89)は、任期満了に伴う町長選(来年1月16日告示、21日投開票)に立候補しない方針を固めた。今年7月には出馬の意向を示していた。他にも出馬を模索する動きが複数あり、選挙戦で町政の混乱を招くのを避けるためだと周囲に説明している。関係者が21日、明らかにした。

 小林氏は出雲崎町議を経て1988年に初当選し、現在9期目。人口減少問題や第1次産業の衰退といった課題解決に向け、今年7月の町議会の全員協議会で10期目を目指すと表明していた。

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