若手台頭のタイガースに注目 山本由伸やセス・ルーゴに興味を示す

31本塁打を放ったスペンサー・トーケルソン(24歳)、9月に月間MVPを受賞したタリック・スクーバル(27歳)、メジャー2年目にして打率3割に迫ったライリー・グリーン(23歳)、20本塁打を放ったケリー・カーペンター(26歳)など、次代のコアとして若手が台頭しつつあるタイガース。所属するア・リーグ中地区は決してレベルが高くないため、今オフの補強次第ではポストシーズン進出のチャンスがあるとみられている。動向が注目される今オフだが、まずは先発投手市場に目を向けているようだ。

すでにブリュワーズとのトレードでベテラン外野手のマーク・キャナを獲得しているタイガースは、先発投手の補強を目指し、カージナルスとの契約合意が報じられているランス・リンの獲得にも乗り出していたようだ。正式にポスティング公示された山本由伸への関心も報じられているが、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、タイガースがパドレスからFAとなったセス・ルーゴに興味を示していることを伝えている。

先日34歳になったばかりのルーゴは、2018年以降、メッツで主にリリーバーとして起用されていたものの、パドレスに加入した今季は先発に再挑戦。26試合に先発して自己最多の146回1/3を投げ、8勝7敗、防御率3.57、140奪三振とまずまずの結果を残し、先発投手として十分にやれることを証明した。シーズン終了後には自らオプションを破棄してFAに。当然、先発投手として評価してくれるチームを探している。

モロシ記者は、タイガースが打線強化の一環としてホルヘ・ソレアの獲得に乗り出す可能性についても言及している。現在31歳のソレアは今季マーリンズで137試合に出場し、打率.250、36本塁打、75打点、OPS.853を記録。シーズン終了後、オプトアウトの権利を行使してFAとなった。タイガースはミゲル・カブレラの引退でDHが空いているため、そこに強打者を加えることはチーム状況にもフィットする。

今季は78勝84敗の借金6とはいえ、2016年以来7年ぶりの地区2位となったタイガース。エンゼルスとともに最もポストシーズンから遠ざかっているチームだが、まずは今オフの補強を成功させ、2014年以来となる10月の舞台を目指すための戦力を整えたいところだ。

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