ドーピング違反で出場停止中のポグバ…同僚ラビオは擁護「素晴らしい選手であり、素晴らしい男だ」

出場停止中のMFポール・ポグバ(左)を擁護するMFアドリアン・ラビオ(右)[写真:Getty Images]

ユベントスのフランス代表MFアドリアン・ラビオが、ドーピング違反疑惑によって出場停止処分を受ける同代表MFポール・ポグバの現状を憂えた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

昨シーズン6年ぶりにユベントスへ復帰するも、度重なるケガもあり真価を発揮できずにいたポグバ。それだけに、今シーズンへかかる期待は大きかったが、8月20日に行われたセリエA開幕節のウディネーゼ戦後に実施されたドーピング検査で陽性反応を示し、現在は暫定的な出場停止処分が続いている。

ドーピング違反は意図的な場合4年間、意図的でない場合2年間の出場停止となるが、現時点でポグバには2年間の出場停止処分が下される可能性が高い模様。それでも、すでに30歳となったポグバには長過ぎる処分であり、無罪を主張する選手側はイタリアで裁判の準備を進めているとも報じられている。

ユベントスでチームメイトのラビオとしても、同胞の現状は気がかりなようだ。21日に行われるユーロ2024予選グループC最終節に先立った記者会見に出席したラビオは、ポグバとの関係が変わっていないことをうかがわせつつ、少しでも軽い処分になることを願った。

「彼にこれから何が起こるかわからない。僕たちは話をしているし、ここに来る前はディナーも一緒にしたよ。ポールはいつも笑顔で外向的な性格であることは誰もが知っていると思うけど、当然この状況は彼に重くのしかかっている。彼が可能な限り軽い制裁で済むことを祈りたいね」

「彼はこの状況に当惑していた。そして、僕たちの誰もが落胆している。彼は素晴らしい選手であり、素晴らしい男なんだ。彼が直面していることは、誰であっても非常に困難だと思う」

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