輝くイルミ出現“ランタン”に人々歓声、小学校でイベント開催 キッチンカーが登場 今後も規模拡大へ

「ランタンナイト」を楽しむ親子連れ

 埼玉県白岡市西部の大山地域を活性化しようと、18日、同市立大山小学校(同市荒井新田)で、ランタンを発光ダイオード(LED)イルミネーションで彩るイベント「おおやまランタンナイト」が開かれた。

 大山地域は見沼代用水が近く農業が盛んな地域。近年は高齢化、人口減が進む。現在大山地域の世帯数は510軒、同小学校の児童は58人と少ない。地元の祭りやイベントが減り、地域住民が交流する場も失われている。

 2019年、地元の30~40代のメンバーが中心となり「大山地域元気会議」を組織。市や市教委、観光協会、企業らも支援し、同小学校や近くの柴山沼でイベントを開催するなど、地域の活性化に取り組んでいる。

 この日は、親子連れが同小を訪れ、キッチンカーや模擬店、ゲームなどを楽しんだ。午後4時半過ぎ、ランタンに見立てたペットボトルを5千個のLED電球が照らすと、歓声が沸いた。

 同会議の岡安学会長は「今後少しずつイベントの規模を広げ、大山地域をPRし、地元を盛り上げていきたい」と話している。

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