「父親が入院」とうそ、自作の病院領収書で休暇不正取得 パチンコ店で不正も 兵庫県教委が教諭ら5人処分

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は21日、虚偽の領収書を作成して休暇を不正に取得したなどとして、県南部の特別支援学校の女性指導員(27)を減給10分の1(1カ月)とするなど、計5件の懲戒処分を発表した。

 県教委によると、指導員は9月、「父親が入院したため休む」などと虚偽の説明を行い、実在する病院名を記載した領収書を自作し、看護休暇を取得。病院の押印がないことから学校側が指導員に聞き取りし、不正が発覚した。

 尼崎市立中の男性教諭(58)は7月、パチンコ店の遊技台で、別の人物が投入した9千円分の残高を使い込み、戒告とした。9月に警察から事情聴取を受け、学校側が把握。示談が成立し、不起訴処分となった。

 このほか、生徒2人に「あほ」などの発言を行った播磨西地区の県立高校女性教諭(39)、児童の後頭部をたたくなどした播磨東地区の市立小学校の男性教諭(52)、自家用車で重傷事故を起こした播磨東地区の市立小学校の女性養護教諭(42)の3人を戒告とした。(久保田麻依子)

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