高浜3号、12月下旬に起動 大飯4号は営業運転再開

 関西電力は21日、定期検査中に蒸気発生器の伝熱管2本の損傷が見つかった高浜原発3号機(福井県高浜町)について、12月22日に原子炉を起動し、来年1月23日に営業運転を再開すると発表した。当初は、12月3日に起動する予定だった。

 関電は、損傷の原因とみられる鉄酸化物を減らすため高圧洗浄を行った。損傷した伝熱管は栓をする方針で、運転再開の見通しが立ったとした。

 また関電は21日、大飯原発4号機(同県おおい町)で定検を終え、営業運転を再開した。8月31日に定検入りしており、10月25日に原子炉を起動させ、最終段階の調整運転を行っていた。次回の定検は、来年12月を予定している。

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