「会ったら交通費渡しますよ?」男(32)が10代少女に “面会要求” 法改正後 県内初の逮捕 広島

10代少女にSNSを通じて面会を要求し、ホテルでいかがわしい行為をしたとして、無職の男が逮捕されました。7月の法改正で新設された「面会要求等罪」の疑いでの検挙は広島県内で初となります。

16歳未満の者に対する面会要求等、不同意性交等の疑いで逮捕されたのは、広島市安佐南区祇園2丁目の無職の男(32)です。

警察によりますと、男は8月7日から10日までの間、10代の少女に対してSNSを通じて「お会いしませんか?」「会ったら交通費渡しますよ?」などとメッセージを送信して面会を要求したうえ、10日に広島市中区舟入町のホテルで少女といかがわしい行為をした疑いがもたれています。

警察の調べに対して男は「年齢は知らなかったが、そのほかは間違いありません」と容疑を一部否認しているということです。

2人はSNSを通じて知り合い、直接あったのは事件の日が初めてだったということです。警察が事件のいきさつを調べています。

7月に施行された改正刑法で新設された「面会要求等罪」は、16歳未満の者に対してわいせつ目的で金銭その他の利益を供与したり、その約束をしたりして、面会を要求する行為を禁じています。「面会要求等罪」の容疑での逮捕は広島県内で初めてです。

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