17歳少女が年上恋人に「5時間以内に母親を殺して」痺れを切らし自ら手を下す

米オハイオ州で、17歳のケイトリン・クーンズ被告が、年の離れた恋人の母親を殺した罪で成人として起訴された。ABC13などが報じている。

クーンズ被告は15歳のとき、ジョナサン・ジョーンズ(当時31)と関係を持ち同居していた。児童虐待でジョーンズが逮捕された後は児童養護施設で生活していたが、被告は今年4月に施設から抜け出し行方不明となっていたという。

その後ジョーンズ(33)と再会し、彼の家に転がり込んだクーンズ被告は、「あんたのママが私たちが一緒にいるのを邪魔する。今から5時間以内に殺して」と要求。New19によると、5時間経ってもジョーンズが行動を起こさなかったため、さらに1時間の猶予を与えたそうだ。結局、クーンズ被告は自ら手を下すことを決め、キッチンにいたニコール・ジョーンズさん(53)に背後から近づき、拾った石で何度も頭を殴打し、首を絞めて殺害した。

ルーカス郡のアンディ・ラストラ検事によると、母親が襲われている最中、ジョーンズはリビングにただ座っていたという。2人はホームセンターで防水シートなどを購入し、一緒に母親の死体をくるんでゴミ集積所へ遺棄した後に、メキシコへ向かって逃亡した。

移動中に、クーンズ被告は児童保護局のケースワーカーに電話をかけ「ひどいことをしてしまった」と罪を自白。通報を受けた当局が、ジョーンズに着けられていたGPS追跡装置から居場所を特定し、2人の逮捕に至った。

クーンズ被告は未成年だが、加重殺人、証拠改竄、死体損壊の罪で成人として起訴されている。

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