ヴィクトワール広島 JCLで過去最高順位 個人もチームも

自転車ロードレースのプロチーム「ヴィクトワール広島」は今シーズン、ジャパンサイクルリーグ(JCL)で過去最高の順位となるチームで2位、個人でもベンジャミン・ダイボールが総合2位でシーズンを終えました。

ヴィクトワール広島には今シーズンは3人の強力な外国人選手が加入しました。栃木(122.4キロ)で争われた開幕戦では、カーター・ベトルスが9週目から逃げ集団に乗り、最後は振り切って、みごと優勝します。

5月には、三重県で行われた日本最高峰の「ツアー・オブ・ジャパン2023 第3ステージ」でも127キロのコースを2人の逃げから最後は独走で勝ちきる切る快挙。

さらに地元・広島で7月に初開催された佐木島大会では1周10.5キロの島を9周するコースで、このコースが得意なレオネル・キンテロが地元の大声援を受けて最後のスプリントを制して、みごと優勝しました。

さらに11月の「美祢・秋吉台カルスト国際ロードレース」では127.6キロのコースで登りに強いベンジャミン・ダイボールがカルスト台地を激走し、2位に入りました。ダイボールは、個人でもトータルでわずか2点差の2位となりました。

ヴィクトワール広島 ベンジャミン・ダイボール選手
「2位で終わったのは少し残念。ほんのわずかな差だった。残念だったが、同時によかったとも思います。ありがとう」

チームも創設以来、過去最高の2位と躍進しました。

― 今季は過去最高の成績となったヴィクトワール広島。強力な3人の外国人の動向は未定ですが、来季の体制は年内に発表されます。

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