「黒い雨」訴訟 1人が追加提訴 原告38人に 広島

原爆投下直後に降ったいわゆる黒い雨をめぐり、国の新たな認定基準でも被爆者手帳の交付を却下された原告らの裁判で1人が追加提訴しました。

広島市に住む80歳の男性は、黒い雨に遭ったことが確認できないとして救済範囲を拡大した新しい国の基準でも手帳の交付を却下されました。

これで原告は38人となり、却下処分の取り消しや認定に必要とされる11種類の疾病要件の撤廃などを訴えます。

裁判のあと行われた報告集会では、参加者の1人が「もらえるものともらえないものがいる。境があるのが納得いかない。この目で見ているので信用してもらわない限りどうしようもない」と胸の内を語りました。

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