ツヤと六郎、親子の会話シーンに視聴者号泣「なんて悲しい回」

大阪の銭湯で生まれた明るく元気なヒロイン・スズ子の成長と活躍を描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。11月21日放送の第37回では、スズ子の母・ツヤの病状が明らかとなった矢先に弟・六郎の出征の日が迫り、SNSでは悲しみの声が相次いだ。

愛おしそうに六郎(黒崎煌代)と話すツヤ(水川あさみ)(C)NHK

体調不良が続くスズ子(趣里)の母・ツヤ(水川あさみ)。専門の医師に診てもらったツヤは自分がもう長くないことを知り、夫の梅吉(柳葉敏郎)にスズ子と弟の六郎(黒崎煌代)には知らせないよう頼む。

赤紙が届き、頭を丸めた六郎はツヤに、「ワイ、軍隊では頑張るねん。鈍くさいん卒業するんや」と話す。そして出征の日がおとずれ、六郎は複雑な思いを抱える両親や近所の人々に見送られながら大阪を離れるのだった。

今回の放送では、ツヤが母の病状を知らない六郎を「ほんまは、みーんなあんたみたいに、素直で正直な人間になりたいと思うてるねんで」「元気でおるんやで。お母ちゃん、あんたが帰ってくるん首長うして待ってるからな」と抱きしめるシーンが流れた。

さらにそんな2人を見守る梅吉も描かれ、SNSでは「六郎くんとツヤさんのやりとり お父ちゃんの涙 泣いてまた瞼が腫れた」「ツヤさんも六郎ちゃんも行かないでほしい」「なんて悲しい回なんだ」「ひたすら辛い回」など悲しみの声であふれ、X(旧ツイッター)では「ツヤさん」「六ちゃん」など関連ワードがトレンド入りしていた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。11月22日放送の第38回では、出征を控えた六郎が、東京にいるスズ子を訪ねてくる。

文/つちだ四郎

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