土石流災害復旧・復興事業 地区別説明会で「帰りたいです」被災者の切実な声 静岡・熱海市

静岡県熱海市の土石流災害の復旧・復興事業について、熱海市は4回目の地区別説明会を行いました。

17日の夜、市役所で開かれた説明会には5世帯7人が参加しました。

静岡県と熱海市の担当者は、幅最大7メートルの河川と、幅4メートルの道路の整備計画などを説明した後、被災者と意見交換しました。

小松こづ江さん(73):
「『まだ道路を作りたいの ?』と言ってきました。川も広げなくて浅く大きくではなくて、深く狭くで私はいいと思いますと 言ってきました」

警戒区域解除後も帰還が出来ずに、市外で避難生活を送っている小松こづ江さんですが、自宅の横を通る市道が来年1月ごろに着工することが分かり、ようやく帰還への光が見えてきました。

小松こづ江さん(73):
「家を徐々に直していこうかなと思ってます。帰りたいです」

小松さんは来年の半ばには伊豆山の自宅に戻りたいと希望を述べました。

説明会はあと3地区残っていて12月まで開催されます。

© 静岡朝日テレビ