横須賀市立小中学校の適正配置を巡り、市教育委員会は20日夜、馬堀小（同市馬堀町）への統合を答申されている走水小（同市走水）で、保護者・地域住民向けの説明会を開いた。参加者からは「走水小は150年の歴史があり、子どもは地域の宝。こうした環境が失われるのは残念」「馬堀小までの通学路の安全確保ができるのか」などと統合に反対、見直しを求める声が相次いだ。
市教委は少子化による学校の小規模化や、施設老朽化などの解決に向け検討を進めている。このうち「田浦」「走水・馬堀」の2地域の学校の在り方について市教委から諮問を受けた市立小中学校適正配置審議会は10月、走水小を馬堀小に、田浦小（同市田浦町）を長浦小（同市安針台）にそれぞれ統合することが妥当と答申した。
市教委は今後、教育委員会議で答申内容を審議し、年明けにも結論を出す方針。
