沖縄都市モノレール全線運行を停止 北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるもの発射で 再開は未定

駅改札前に設置されたモノレール運行停止を伝える掲示板=21日午後10時53分、那覇市・モノレールおもろまち駅

 北朝鮮から沖縄県の方向に弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたとみられることを受けて、沖縄都市モノレールは21日午後10時46分過ぎ、全線の運行を停止した。安全が確認され次第、運行を再開する。

 沖縄都市モノレールの県庁前駅では、Jアラートが鳴るとホームにいた乗客がスマートフォンを確認していた。アナウンスで「安全が確認されるまで全線の運行を休止する」と流れると、座り込んで待つ人の姿も。てだこ浦西駅まで行く予定の40代男性=中城村=は「北朝鮮のミサイルに慣れてしまったところがある。早く帰りたいので生活に支障が出るのは困る」と話した。

 政府は同日午後10時46分、沖縄県を対象地域として全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令し、建物の中や地下への避難を呼びかけている。

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