【MLB】日本ハムが元ナショナルズ投手のパトリック・マーフィーを獲得 1年契約で合意

写真:日本ハムと契約合意したパトリック・マーフィー

NPBの日本ハムファイターズがナショナルズやブルージェイズでプレーしたパトリック・マーフィーと1年契約で合意したことが明らかになった。ロバート・マレー記者が自身のX(旧Twitter)で報じた。なお、契約には2025年のオプションと成績によるインセンティブが含まれているようだ。

マーフィーは現在28歳の右投手。2013年にドラフト3巡目指名でブルージェイズに入団後、2020年にMLB初昇格を果たし、この年は4試合に登板した。その後は登板機会に恵まれず、2021年にはウェーバー経由でナショナルズへ移籍。この年は25試合に登板し、28 2/3イニングで0勝3敗、防御率5.14という成績を残した。

ただ、翌2022年は開幕から結果を残せず、早々にナショナルズからDFA。シーズンオフにはFAとなり、今季はツインズのマイナーでプレーしていた。

マーフィーの武器は2021年に平均球速96.6マイル(155km/h)を記録した速球(フォーシーム、シンカー)だ。多くの登板機会を得た2021年だけみれば四球もそれほど多くなく、安定した投球を見せていた。速球系球種だけで全投球の7割を占め、これに加えて130km/hを上回るパワーカーブの3球種で投球を組み立てる。

近年のNPBでは高速のパワーカーブを武器に好投する外国人投手が少なくない。今季で言えばトレバー・バウアー(DeNA)、少し前で言えばブランドン・ディクソン(元オリックス)やピアース・ジョンソン(現ブレーブス)といったあたりだ。日本ハムの狙いはマーフィーが彼らのように、速球とパワーカーブで打者を圧倒する投球を見せることかもしれない。

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