NY株3日ぶり反落62ドル安 消費の先行き懸念で売り

 【ニューヨーク共同】21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比62.75ドル安の3万5088.29ドルで取引を終えた。小売業が相次いで業績見通しを引き下げたのを背景に消費の先行きが懸念され、景気に敏感とされる銘柄を中心に売られた。

 ダウ平均が高値で推移していることを背景に、感謝祭の祝日を控えて持ち高調整の売りが出たのも相場を押し下げた。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は6営業日ぶりに反落し、84.55ポイント安の1万4199.98。

 個別銘柄では、半導体のインテルや金融のゴールドマン・サックスの下落が目立った。保険のトラベラーズは買われた。

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