色づく木々 見頃間近 目と心の癒やしに 上越市の国府もみじ園

快晴に恵まれた21日の国府もみじ園の眺望

上越市国府2の「国府もみじ園」で木々が色づき始めている。園主の杉澤志郎さん(81)によると、例年より1週間から10日ほど遅いといい、23日の祝日(勤労感謝の日)から今週末にかけて見頃になりそうだ。

同園は杉澤さんの所有地に全国から集めた木を植え、整備している私設のもみじ園。例年11月初めから20日前後までが開園期間だが、今年はいつもの閉園時期を過ぎても見頃が来ず、今月末ごろまで開園期間を延長している。杉澤さんは「何十年やっていて初めて。夏の猛暑の影響ではないか」と話す。

同園は標高100メートルほどの山の斜面にもみじが植えられ、遊歩道が巡らされている。広い敷地で標高差が大きく、種類も多いことから見頃を長い期間楽しめることが特徴。今年は園の入り口より下側を整備し、静かな雰囲気で新たな見どころとなっている。

来園者は色づき始めた先週末から増え始めたという。杉澤さんは「きれいな朱色を見て、疲れた目と心を癒やしてもらえれば」と来園を歓迎する。開園時間は午前9時から午後4時まで。園内はトイレがない。駐車場は誘導係の案内に従う。

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